その他日常のお祝い☆地鎮祭・上棟式

地鎮祭・上棟式(しきたりを重んじる地鎮祭・上棟式)

~土地の神様に祈る地鎮祭~

 1軒の家を新築するのは大事業です。そのため昔から工事の無事を祈って、さまざまなしきたりがあり、工事の過程に応じて、いろいろな儀式が行われていました。その1つに地鎮祭があります。
 地鎮祭とは、基礎工事を始めるに先立ち、その敷地を清め、土地の神に祈りをして、工事の無事を祈るお祭りです。
 神主を招き、家の建て主、工事関係責任者の楝梁、工務店の責任者、設計者などが参列します。地鎮祭は一般にあまりなじみがなく、用意するものやこまかいしきたりなどむずかしいことも多いので、準備や手続きは神主や棟梁が心得ていますので相談して決めます。
 また、手続きのいっさいを請負の工務店が代行して、建築主は支払いだけをすませるという方法もありますが、地鎮祭には工事関係者が一堂に集まりますから、建築主も挨拶を兼ねて必ず参列します。
 なお、地鎮祭は、「十二直」という暦に示された“たつ”“なる”という意味をあらわす吉日に行われることが多いようですが、現在は大安、先勝、友引の吉日に行います。
 十二直(じゅうにちょく)についてはこちら・・・
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~地鎮祭の神主には「御神饌料」を包む~

 地鎮祭が終わったら、「御神饌料」として神主にお礼のお金を包みます。白赤の水引を蝶結びにしたのし袋に入れてさしあげますが、それといっしょに野菜などのお供え物も渡します。
 ただ、お供え物を神主側で用意した場合には、その分を「御車代」として別に包むのが一般的です。またこのとき、棟梁やとび職にも御祝儀を包みます。金額の決まりはありませんが、とび職を1の割合としたら、棟梁は2、3倍の額を包むのが一般的とされています。

~上棟式は建築の無事終了を祈る~

 地鎮祭は省略することはあっても上棟祭は必ず行います。
 建物の土台ができ、柱や梁(はり)を組んで棟木を上げる段階でする儀式で、建築物にわざわいが起こらないように、神に祈る意味があり、本来は、神主に祈祷をしてもらうのですが、現在では簡略化され、棟梁が代行することが多くなりました。
 棟の上に、魔よけの意味を持つ、「幣串(へいぐし)」と呼ばれる飾り物を、鬼門つまり東北(丑寅)の方向に向けて立て、扇を飾り、玄関になるあたりに祭壇を作ってお神酒(みき)、海山の幸、洗い米と塩を供えます。棟梁がお供えに二礼二拍手一礼をして、米と塩を地面にまき、四方の柱にお神酒をかけます。
 地方によっては、棟の上から、硬貨を紙に包んだおひねりや、もちをまいて、近所の人に配るところもあります。

~上棟式の祝儀は地鎮祭よりははずむ~

 一連の儀式が終了したら、工事の無事を祈り、工事関係者の労をねぎらうため、祝宴を開くのがしきたりで、お赤飯に尾頭つきの鯛、おつまみ、酒を用意します。手作りはやめて仕出しをとることもあり、また車で来ている人も多いので、その場で宴会はせず、折詰めと酒をお土産として持ち帰ってもらう場合もあります。
 当日、工事関係者には、ご祝儀を包みますが、あらかじめ人数や額を相談しておいて、棟梁に一括して渡してもかまいません。一般的には、棟梁への祝儀は職人さんより多めに包み、また地鎮祭より多めにします。

~工事前に近所に挨拶を~

 工事が始まれば、ご近所にも迷惑をかけることになるでしょうから、地鎮祭か上棟式の日に、向こう三軒両隣と裏の家に、手ぬぐいやタオル、菓子折など、ちょっとした品物を持参し、挨拶をしておきましょう。
 工事の日程、担当者名、自分の連絡先などを知らせておくと、近所づきあいのトラブルは避けられるでしょう。


<幣串>
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Author:マナーマスター
年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。