危篤から納棺まで☆危篤に際して

危篤に際して(危篤の連絡)

~危篤の連絡は親しい人だけに~

 病人が危篤状態であることを医師から告げられたとき、まず家族がしなければならないことは、息のあるうちに会わせたい人に至急連絡をとることです。
 一般的に、知らせなくてはならない範囲、順序は(1)家族や近親者(血筋の濃い親族、三親等くらいまでが目安。たとえば別居している両親、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親と兄弟姉妹、つきあいの深い伯・叔父母、甥、姪など)、(2)特につながりの深い友人、知人、(3)勤務先、学校、関係団体、隣近所などです。
 ただし、これらはあくまでも目安で、危篤の連絡は、病人がほんとうに会いたがっている人だけに限るべきでしょう。親類だからといって交流がとだえていたり、特に親しくしていないところまで知らせる必要はありません。これは他意があってのことではなく、通知を受けた人は急いで駆けつけることになり、疎遠の親類にこのような負担をかけることは好ましくないからです。
 逆に、交流はとだえていても病人とのつながりの深い、たとえば父親とか兄であれば知らせるべきです。
 また、親しくしている親類には、漏れなく知らせたほうがよいでしょう。死の瞬間に立ち会えなかったことが心に残って、あとで思わぬ感情のもつれを引き起こすこともあるからです。
 連絡をとる際、遠方に住んでいる人には、仕事の段取りや乗り物の手配などがありますから、医師と相談のうえ、なるべく早く知らせるようにします。
 また、知らせる相手が病気の場合や、産前産後にある場合などは、連絡を控えなければならないときもあります。

~連絡は要点だけをはっきりと~

●まずは電話で連絡

 緊急の場合なので、早朝、深夜に限らず、相手が目上の人でも電話連絡がいちばん早く、確かです。
 連絡の際は、・だれが(危篤者の氏名)、・どこで(危篤者のいる場所の住所、道順、電話番号など)、・病名、病状、・いつごろまでに来てほしいのか、などを正確に相手に伝えます。あらかじめ必要事項をメモしておき、挨拶の言葉は最低限にとどめて、用件のみを手短に話すことを心がけましょう。

〈挨拶礼〉

例①
 私は○○の息子(娘、家内)でございますが、○○が重体でございますので、一目会ってやっていただけませんでしょうか。

例②
 たびたびお見舞いいただきましたが、○○が危篤になりましたのでお知らせします。
kitokurenraku

●相手が不在の場合は電報を

 知らせたい相手が不在のときは、とり急ぎ電報を打ちます。このときに気をつけたいのは、だれが危篤なのかまちがえないで打つことです。そして、電話連絡と同様に、発信人や病院、連絡先に加え、危篤者の氏名も入れるようにします。
 死期が近いことを医師から告げられたら、万一のときに知らせる相手の住所録を作っておくと、通知漏れが防げます。

~遺言があれば必ず書き留める~

 危篤状態になると、本人が死期を悟り、口がきける場合には何か知らせたいことを告げようとしたりします。もし、その内容が財産分与に関するような大事なことであれば、必ず口述筆記をして書き留めます。なぜなら、遺言は書式にしなければ法的効力を持たないからです。
 遺言を口述筆記する際は、遺産相続と全く無関係な、3人以上の証人が必要です。また、本人の意識がはっきりしていることも条件です。

 証人のうちの1人が内容を筆記して、証人の全員がそれぞれ署名押印します。それを20日以内に家庭裁判所に提出し、検認を得なければなりません。
 また、死後に本人の自筆遺言書が発見されたときも、家庭裁判所へ届けて検認を受けたあと、相続人の立ち会いのもとで開封します。


 








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Author:マナーマスター
年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。