通夜・葬儀の準備☆葬儀社への依頼

葬儀社への依頼(良心的で信頼できるところを)

~葬儀社の決定~

 現在では葬儀社にすべてをまかせることが多くなってきました。地方では、村や町内会の世話人が準備いっさいをととのえてくれるのが普通のようですが、都会に住んでいる人は、菩提寺とのつきあいもとだえていたり、また1度も葬儀を営んだことがなかったりします。葬儀社は、準備、進行などをやってくれるほか、いろいろな希望に対応するノウハウも提供してくれます。

~葬儀社の選び方~

 葬儀における葬儀社の役割は大きくて、葬儀全体を左右しますから、良心的で信頼できるところを選ばなければなりません。
 自宅で葬儀をするなら、なるべく地元の葬儀社をさがします。町会や古くから住んでいる人、市町村役場などで紹介してもらいます。勤め人なら、会社の総務に相談するのも1つの方法です。
 地元の葬儀社のほうが、地域の事情などもよくわかっていて、何かと好都合ですし、直接の打ち合わせが何度でもできます。また寺や火葬場へ行く車の手配なども、便利で安上がりです。
 さらに、各都道府県の葬儀協同組合に加盟している葬儀社ならば、一応の標準価格がわかりますから安心して頼めますし、組合によっては積立制度やローンを扱っているところもあります。
 また、寺院や斎場を借りて行う規模の大きな葬儀のときは、実績のある大手の葬儀社に頼むようにします。寺院や斎場、火葬場などにも顔がききますし、設備や小道具などもしっかりそろっているものです。
 いずれの場合も評判を聞いて、信頼のできるところを選ぶことがたいせつです。

~葬儀社への依頼の仕方~

 葬儀社が決まったら、すぐに来てもらって打ち合わせをします。
 葬儀社にまず伝えることは、葬儀の日取り、場所、所属する宗教や宗派、予算、弔問客の予想人数などです。そのうえ葬儀をどのような雰囲気で執り行ってほしいかなど、こちらの希望を具体的に伝えます。希望に合いそうなサンプルを幾つか見せてもらい、それらをもとに、さらに申し入れをしながら決めていくとよいでしょう。
 また、後日、葬儀社とトラブルを起こさないために、葬儀料に含まれる範囲(特に雑費などの内容)をしっかりと確かめます。
 必要なもの、不要なもの、特に注意を要する点など、こまかいところまで打ち合わせたうえで、必ず見積書をもらっておきましょう。
 できれば、このときまでに葬儀の世話役代表を決定しておいて、葬儀社に紹介するようにします。
 遺体を前にして葬儀のことを相談すると、遺族の心情としては、「安いほうを」とは言い出しにくいものですが、無理をしてあとに悔いを残さないようにしましょう。
sogisya

~葬儀料金と別料金~

 葬儀料金は普通、セット料金になっています。
 その中に含まれているのは、棺、納棺用品、棺おおい、祭壇および飾りつけ用品一式、祭壇後幕、焼香具、各種の記録帳(香典記録帳、会葬者記録帳簿など)、道順その他の標示紙、霊柩車、火葬費、納骨容器などです。
 これらのセットは、幾つかの等級によってランクが分けられていて、それぞれ料金が違います。棺の材質(桐かひのきか、彫刻の有無など)から、経帷子(きょうかたびら)の質の違い、祭壇の段数や飾りつけの内容の違い、さらに霊柩車や火葬場の設備の良否などによる料金の違いですから、低価格のランクだからといっても、葬儀にはなんの不都合もありません。
 また、セット料金に含まれている以外のものが必要となることがありますが、葬儀社に頼めばすべて手配してくれます。それらの料金はセット料金と別に支払わなければなりませんが、葬儀社に頼んだほうが手ぎわよく調達してくれますから便利です。別料金になっているものは下表のようなものですが、葬儀社によって多少違いがあります。
 どこまでがセット料金で、どの部分が別料金になるのか、等級によるそれぞれの内容をくわしく提示してもらいましょう。セットの内容も、たとえば祭壇は3段のランクでよいが、他は5段のランクの内容で、と変えることもできます。よく検討して、納得できる内容で頼みましょう。
 なお交渉の際には、総予算を念頭に置いておくことがたいせつです。

<葬儀社はここまでしてくれる>
  • 遺体を運ぶ車や送迎のための車の手配
  • お寺や教会などへの連絡
  • 死亡届の手続き
  • 死亡記事掲載の申し込み
  • 霊柩車の手配
  • 遺影写真、会葬礼状の手配
  • 供養品や弁当の手配
  • 火葬場の手配
  • 駐車場の確保、道路使用許可願の手続き
<葬儀料セット標準料金に含まれるもの>
  • 寝棺
  • 納棺用付属品
  • 柩覆
  • 祭壇用具一式(祭壇、飾りつけ用品一式)
  • 祭壇後幕
  • 焼香具
  • 芳名録や香典帳など
  • ドライアイス一回分
  • 礼状100枚
  • 供物
  • 写真引き伸ばし代
  • 霊柩車費
  • 火葬費
  • 納骨容器費
  • 祭壇組み立て・解体費
  • 搬入、搬出費
  • 消耗品費
  • 立ち会い、進行補佐費
  • 管理
<別料金でとり扱うもの>
  • テント
  • テーブル
  • いす
  • マイクロホン
  • 照明器具
  • 供養品
  • 香典返し
  • 礼状などの印刷
  • 写真複製引き伸ばし
  • 貸し衣装
  • 仏壇、仏具
  • 墓地、墓石
  • 紋入りちょうちん
<互助会のシステム>

 私営の互助会は、近年たいへんな成長をしているようですが、これは割賦販売の一つで、前払いシステム。つまり商品を買う前にお金を積み立てる先払いで、葬儀の場合は将来、使うであろうとの予測のもとに入会し、月々所定の金額を積み立てていくやり方です。
 ある互助会の場合で見ると、入会して6カ月を経過後、つまり6カ月の積み立てがされた時点から、契約した金額が使えるシステム。もちろん入会してすぐ使うこともできますが、その場合は、互助会協力費が1万円必要となる、といったようなものです。
 急な場合に備えて、前もって用意しておくのによいということであり、もう1つのメリットは、積み立てが完了して何年もたって使うことになっても、入会したときの価格と同じ商品、つまり同じ内容の葬儀ができるということなのです。しかし、諸物価高騰に伴って葬儀費用も高くなってきているおりから、利用時に、加入時の約束をたがえられることがないよう、慎重に業者を選ぶことがたいせつです。
 通産省の公認で、加入者保障共済制度に加盟しており、体験者に好評な互助会を選ぶのがよいです。











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Author:マナーマスター
年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。