仲人を依頼されたら☆結婚式の仲人の役割

結婚式の仲人(媒酌人としての役割)

~控え室で最終打ち合わせをする~

 結婚式での媒酌人は、若いふたりの結婚の証人であるとともに、人生のうえでも、模範として恥ずかしくない存在でなければなりません。式の日を契機にして、自分の生きる姿勢を正すぐらいの気構えを持ち、服装から言葉づかい、動作に至るまで、細心の注意を払って行動します。
 仲人夫人の着つけに美容室を利用するときは、式場内の美容室は避けるようにしたもの。式場内の美容室だと、料金の支払いなどで、新郎新婦に気をつかわせてしまうことがあるからです。着つけは個人的なことですから、相手に負担をかけないように気をつかいましょう。
 式当日は、式場には早めに到着するように、時間の余裕をたっぷりとって出かけます。
 式場では、まず男性側、次いで女性側の控え室に行き、「本日はおめでとうございます。お役目、務めさせていただきます」と本人や両親に挨拶します。周囲にいる親族の人たちにも紹介してもらい、「私が本日の仲人を務めさせていただく、山田進一でございます。不行き届きではございますが、よろしくお願いいたします」と挨拶しておきます。
 頼まれ仲人の場合など、知人も少なく、遠慮がちな雰囲気になりやすいものですが、自分からなごやかにするよう務めることです。
 この控え室にいる間に、式の手順や進行について、係から注意点を聞いておきます。
 また、本人たちや両家の親、披露宴の司会者たちとよく打ち合わせて、滞りなく式が進むようにします。スピーチの原稿ももう一度見直して、名前の読み方や数字に誤りがないか確認しておくこと。

~仲人夫人は花嫁の親がわりに~

 仲人夫人は一とおり挨拶が終わったら、女性側の控え室で、支度ができた花嫁のそばに付き添っているようにします。
 最近は、美容師や式場の係の人が、花嫁の衣装の扱い方やブーケの持ち方などの、実際的な介添えをしてくれることが多いようです。仲人夫人は花嫁自身の気持ちをくんで、来客への対応に忙しい親との連絡とか、カメラを向けている人に、花嫁を美しく見せるために衣装を直してあげるなど、こまやかな気づかいをするのが重要な仕事です。
 もし、美容師や介添え人が、花嫁につかないようなときには、支度を担当した人に、つまのとり方やベールの扱いなどについて、美しく見える動作の要領を聞き、花嫁に指示したり、介添えしたりします。できるなら、仲人夫人は全体的な調和を見るようにして、身軽な花嫁の妹や友人などに、ベールやたもとを持たせたり、形をととのえさせるほうがよいでしょう。
 しっかりしているように見えても花嫁は、式の日の主役として、とても緊張しているものですから、気持ちを楽にするように、それとなく言葉をかけてあげるとか、様子を尋ねたりします。本来ならば、ずっと娘のそばについていたいという母親の気持ちにかわって、仲人夫人がとりはからうものです。
 当日、必ず要るのはハンカチ。ガーゼやローン、薄い麻地などのもので、小さく握っていられるもの。花嫁の涙や汗をさりげなく押さえてあげるのに吸い取りのよいものを2枚ほど、用意しておきます。
nakodofujin

~式場では係の指示に従う~

 式が始まったら、それぞれの式の司会者や会場係、牧師、僧侶、神官などの指示どおりに行動すればよいでしょう。ただ式の進行順序を頭に入れておくと、落ち着いてふるまうことができるので、式の前の係の説明はよく聞いておきます。
 神式では、新郎新婦の後ろに従って控え、ふたりにつづいて玉串奉奠をします。ときには、仲人が誓詞を代読することもありますが、いずれにしても式の前に説明があるので、心配することはありません。また、式の中で指輪交換をする際、仲人がケースを預かっていることもあります。
 教会では、仲人は立会人となり、仲人は新郎とともに指定位置に立って新婦を迎えますが、仲人夫人は新婦の後ろに従う場合や、席に着いて待つ場合があります。また、式の中で婚姻届に署名するとき、仲人が立会人としてつづいて署名します。
 教会でも、仏式の場合でも、係の指示どおりでよいのです。
 ただ、人前結婚式の場合には、だれが式を主催するかによって、仲人は単に、誓いの場の証人だけでよいのか、全体の進行までつかさどるのかが決まるので、前もって打ち合わせをし、準備しておきます。

~親族紹介のきっかけは仲人の役目~

 式がすむと、両家が向かい合ってすわっている席を利用して、親族紹介が行われます。あるいは控え室(両家のいる部屋の仕切りがとりはずされて、一つの部屋になっている場合が多い)に戻って、親族紹介を行います。
 まず、仲人が「これより、おふたりのご親族のかたがたを紹介させていただきます」と述べ、きっかけをつくります。
 そのあとは、それぞれの父親に紹介してもらうようにします。先に新郎側を新婦側に、次いで新婦側を新郎側に、それぞれつながりの濃い順に紹介してもらいます。

~気持ちをほぐして披露宴を待つ~

 現在では、ほとんど結婚式と披露宴会場がいっしょの場所なので、式後まもなく披露宴が始まります。その間に、記念撮影や、披露宴の打ち合わせなどをすませます。
 また、式後の待ち合わせ時間に、式で緊張した新郎新婦の気持ちをほぐしてあげ、なごやかな雰囲気で、披露宴に臨めるようにしたいものです。
 仲人の経験が多い、ある人の例では、結婚式は由緒ある神社で挙げ、披露宴は別の会場ということにして、式後に、仲人夫妻と新郎新婦だけで軽く食事をとって気持ちをほぐすようにされるそうです。こうすると、新夫婦には、結婚式の感激がひときわ強く印象づけられて、効果を上げるということです。
 式後の時間は、あわただしく過ぎることが多いのですが、仲人は、新郎新婦の気持ちを落ち着かせるように、配慮することがたいせつです。特に、新婦は披露宴でも、ほかの人のように食べられないので、仲人夫人は軽くサンドイッチなどをすすめたりして、体の様子にも注意をしてあげることです。
 また、地方によっては、この間に、仲人が新郎新婦を挨拶回りに連れていくような習慣もあります。そのときどきに応じて、仲人はあわてずに対処していくことです。










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Author:マナーマスター
年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。