仲人を依頼されたら☆見合いでの役割

見合いでの役割(気分をほぐし、長所を引き出す)

~双方の長所を引き出す役目を~

 見合いの場所は、本人たちが自然にふるまえて、しかも、あまり目立たない所にします。ホテルのロビーなどで、盛装してすわっていては、人目について落ち着きません。
 ホテルならば個室にするとか、レストランなどでは、静かな部屋や一隅を予約するぐらいの気づかいを。見合いであることをあらかじめ伝えて、係の人にいくらかの心づけを渡しておくと、うまくとりはからってくれます。当日の費用は仲人が支払うくらいの気持ちでしたいもの。仲人の喜びは、金銭などではかれない、社会奉仕的なものです。
 見合いの日のスケジュールは、前もって本人たちとよく打ち合わせておき、その日にふさわしい服装をお互いに心がけてもらいます。男性側は紹介されたあと、散歩でもするつもりでいたのに、振り袖姿の女性があらわれ、話がちぐはぐになったなどというのは、仲人の調整不足です。なお、仲人夫人の服装は、お見合する女性を引き立てるような地味な装いを心がけます。
 また、付き添い人はできるだけ少なく、見合いの席では、本人中心になるようにします。
 当日の時間は、仕事を持っている人の都合に合わせたうえで決めます。そして、ふたりを紹介したのち、自由にどこかへ行ってもらうにしても、仲人が最後まで立ち会うにしても、せいぜい2、3時間ぐらいで切り上げます。
 仕事や趣味の話を持ち出して、気分をほぐし、双方の長所を引き出すように心がけること。
nakodo_miai

~人柄がわかるように助言する~

 見合いならば、食べやすいようにというので、お茶とお菓子程度にしますが、食事をすると、人柄がよくわかるものです。食事の作法がうまくない、音を立てて食べる、いかにもまずそうな食べ方をするなどというのは、結婚したあとでも気になるものです。
 将来のことを考えると、見合いの席で、思い切って食事をするのも、よい方法と言えましょう。
 また、服装や身の回り品に、こまかく神経をつかっているならば、見合いに対しても“のっている”と見てかまいません。
 特に男性では、あまり目立たない時計、ハンカチ、手帳、万年筆などの小物に、その人の日常が出てくるので、仲人として公平な立場から観察しておきます。
 そして、ふたりをいっしょに見たうえで、まとめたほうがよいと感じたときは、それぞれの長所を見つけて、積極的に相手に伝えること。逆に、仲人から見て言葉づかいや態度などにおかしい点があった場合には、相手方に「ちょっと言葉づかいが悪いようだけれど……」などと、マイナスの要素にも注意を喚起して、決定するときの参考にしてもらうこともたいせつです。

~名司会者を心がける~

 見合いのあと、交際をしたい意向が伝えられたら、返事が遅れている側に、先方の気持ちをざっくばらんに伝えて、決断を促します。
 仲人を経験している人が、だれでも感じることですが、まとまる話は決まって早く進むものです。
 両方の気持ちの動きをいちはやく察知して、話を渋滞させないようにするのが仲人の役目。テレビなどで見かける名司会者の、要領のよい、話のつなぎ方や進め方をまねるとよいでしょう。
 決断しやすいように、条件を整理して相談に乗ってみるのもよいし、ときには「あと何回会って、決めることにしたら」と、事務的に扱うことも必要です。ただし、話を進めたいばかりに、強引にならないこと。
 話が会わなくて、一方に断りを言う場合には、先方からの話を直接伝えず、相手を傷つけないように注意します。
 「お年寄りに年回りを気にするかたがいらっしゃるので」とか、「自分にはもったいないようなかただからと言われるので」と伝えて、仲人の不手際をおわびするとともに、よいかたをご紹介しますと言い添えておきます。

~交際が始まったら、あたたかく見守る~

 見合いが成功し、交際が始まったら、あとはふたりにまかせます。縁のあったふたりが、見合いに始まって恋愛に移り、結婚にゴールインするのが理想ですから、必要に応じて相談に乗ればよいでしょう。
 ただ、ときには両家の様子を尋ねて、親たちの気持ちにくい違いがないようにしておくこと。ちょっとした生活習慣や考え方の違いが、あとの式や披露宴、その後の生活の障害になることがあります。
 話が具体化し、婚約、結納という段階で、改めて仲人も頼まれたときには、ふたりの結婚に協力できるかどうかを考えたうえで、自分の時間的、体力的余裕を考慮して引き受けます。
 結婚に関しては、地方によって、さまざまな習慣があり、仲人の住まいと、両家の場所がそれぞれ離れているようなときは、特に混乱しやすいものです。それぞれの土地のしきたりなどにくわしい人から、情報を仕入れたうえで、両家の希望や、本人たちの考え方を聞いて、その間をうまく調整していくのが、仲人の仕事です。
 すべて、ふたりの幸せのためにということで折り合いをつけ、いくらかの不満は仲人の責任ということにして、納得してもらいます。

~結納・結婚の準備には口出ししない~

 両家や当人たちを中心に、結納や結婚の準備が進められるとき、仲人としては、よけいな口出しをいっさいしないこと。
 双方の意見が合わないときだけ、調整の労をとります。
 昔は、結婚の荷物送りには、荷宰領という使者が立ち会う習慣があり、のちに、荷宰領の役も仲人が肩がわりするようになりました。しかしこれは、仲人本来の仕事からはずれたものです。
 最近は、荷物送りの習慣が少なくなっています。こんなときに、わざわざ仲人から「荷物送りはどうしますか」などというのは、混乱のもと。婚礼をするのは両家なのですから、先方から相談を受けたとき以外は、よけいな口出しはせず、控えているほうが無難です。
 ただし、式や披露宴、挨拶状などには、仲人も関係する部分が多いので、仲人自身につてがあって、便宜をはかってもらえる式場、宴会場などがあれば、紹介するのはよいことです。
 式や披露宴では、気のきいた係の人を回してもらうだけでも進行がうまくいくし、全体が盛り上がるものですから、特にそのような関係がなくても、今までの経験などから、よい式や、披露宴の案があれば、耳に入れてあげてもよいでしょう。
 挨拶状や、招待者に関しては、仲人の名前を出すところですから、一応、目を通したいと希望してかまいません。ただ、この人とは性が合わないなどというような、了見の狭い文句は控えるべきで、あくまでも、式当日の準備の一端として、話を聞くことです。

仲人としての結婚祝いの贈り方

 正式に婚約が決まったら、結婚式の前に、仲人としての結婚祝いを贈ります。以前は両家それぞれにお祝いを贈ったものですが、現在は本人たちに対して贈るのが普通です。
 式の1カ月ぐらい前の大安吉日に、先方の都合を聞いてから、直接持参しますが、祝い事ですから、なるべく午前中に伺うこと。
 親しければ、ふたりに何がほしいか聞いて、新家庭で使うものや、記念になる品物を届けますが、利用範囲の広い現金にしてもかまいません。両本人へは別々に贈ります。金額は合計で披露宴に招かれた費用の2人分に少しプラスするぐらいでよいでしょう。
 届けるのは、仲人夫妻がそろって改まって出かけるよりも、仲人夫人が、外出着程度の装いで、気軽にお祝いに行くほうが、先方に気持ちの負担をかけずにすみます。










検索フォーム

スポンサーリンク

最新記事

秋の行事(10月)☆ハローウィン 2019/09/22
秋の行事(9月)☆お月見 2019/09/06
葬儀後の法要☆お彼岸 2019/08/31
秋の行事(9月)☆重陽(ちょうよう)の節句 2019/08/20
洋食のテーブルマナー(ナプキンの使い方とマナー) 2019/08/11
夏の行事(7月、8月)☆お盆・暑中見舞い・土用 2019/07/30
婚約と結納☆婚約の意味・結納 2019/07/20
会葬のマナー☆葬儀の手順 2019/07/14
夏の行事(7月)☆七夕・お中元 2019/06/29
結婚式の実際☆結婚式当日のマナー 2019/06/25
披露宴でのマナー(服装・スピーチなど) 2019/06/16
結婚のお祝いの仕方とマナー(招待状、お祝い金、書き方) 2019/06/15
夏の行事☆お中元(予算・目安) 2019/06/04
夏の行事(6月)☆父の日・衣替え・入梅 2019/05/31
新春の行事としきたり(1月)☆書き始め・鏡開きなど 2019/05/13

スポンサーリンク

カテゴリ

スポンサーリンク

プロフィール

マナーマスター

Author:マナーマスター
年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。