赤ちゃんのお祝い☆お食い初め

お食い初め(食べ物に困らないように願いを込めて)

~生後100日目か120日目に行う~

 「お食い初め」は「箸ぞろえ」「箸祝い」ともいい、赤ちゃんに初めてごはんを食べさせる行事です。ちょうど歯が生えるほどに成長したことを祝い、その子供が一生食べ物に不自由しないように、との願いを込めて行われます。
 またこの日、これまで赤ちゃんが着ていた白い産着を、色物の晴れ着に着かえさせる「色直し式」をする習慣もあります。赤ちゃんの個性もあらわれてきて、色物が似合うころでもあるのです。
 「お食い初め」も「色直し」も、育児のひとくぎりとし、地域や親族の仲間入りをするという意味も含めてみんなに披露し、社会に入る通過の儀式でした。この日から、赤ちゃんが正式に家族の一員になるあかしとして、赤ちゃん自身の生活様式も変えていくことになるのです。

~お食い初め式のしきたり~

 昔はこの日、祝い膳をととのえ、親のかわりに生涯見てくださるかたを養い親として頼み、このかたが赤ちゃんをひざに抱いて箸をとり、食べさせるまねをします。養い親は普通、親族の中の長寿のかたにお願いし、男の子には男性を、女の子には女性を頼みました。
 祝い膳は、お赤飯、尾頭つき焼き魚、汁(鯛(たい)か鮭の実)の一汁一菜、あるいは二の膳つきが本式です。また、膳には、こぶ、かちぐり、もち、大根などを用意し、膳の上に小石をのせて、歯が丈夫になるように願う習慣もありました。食器には、本来は家紋入りの漆器の膳で、土器のおわん、箸は柳の白木で、すべて新しいものを用いたものです。昔からのしきたりでは、祝い膳一式は妻の実家から贈られました。

~現代は離乳食の出発点として祝う~

 現代ではお食い初めに用いる祝い膳は、セットになったものがデパートなどで売られていますし、食器も洗いやすく、ふだんでも使えるものになっているものもありますので、買い求めてもよいでしょう。
 ただし、お食い初め式を特別な行事として考えず、ちょうどこのころ始まる離乳食への出発点と考えて、離乳食用の食器をそろえるきっかけにしてもよいのです。その家庭に合った祝い方で祝いましょう。
 赤ちゃんが実際に食べられるスープや果汁などを用意して、実際に赤ちゃんが参加できるお食い初めにするのもよい方法です。また、養い親を決めず、最初の一口を父親の手で食べさせてあげるのもいい記念になることでしょう。
 祝い膳に人を招くときも、ごく身近なかただけにします。招かれたほうは、現金か品物をお祝いに持参します。お祝い品では、銀のスプーンなどが現代風で喜ばれます。外国では銀のスプーンを持っていると、一生食べるのに困らないという言い伝えがあるからでしょう。

kuihajime








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年を重ねると冠婚葬祭にまつわる、儀式や行事に参加することが多くなりますよね。でも、今さら恥ずかしくて人に聞けないこともあります。葬儀に参列したはいいが、お焼香ってどうするんだっけ?など。 食事のテーブルマナーについても参考にしてください。