恋愛の場合の交際と結婚(恋愛から結婚)

~結婚の前に考えたいこと~

 恋愛から結婚に進むのは理想的ですが、恋愛イコール結婚ではありません。結婚は恋愛のように一時期の感情だけの問題ではなく、経済力などの生活基盤の上に長い年月をかけて家庭を築き、子供という後継者を育てていかなければならない、まさに「現実」そのものだからです。
 その現実を踏まえたうえで幸せをつかむためには、結婚前にお互いの生き方や人生観を認め、癖や考え方などのいやな面もいっさいひっくるめて生活をともにできるかどうか、冷静に考えてみることが必要です。
 「好き」という感情に引きずられると、ほかの面が見えなくなります。この人とならやっていける、と納得できるまで待ったほうがよい場合もあります。
 もし、いっしょに生活するとなったら問題は何か。たとえば、ひとり娘とひとり息子だったり、自分は結婚後も働きたいが、彼は専業主婦を望んでいるとか、ギャンブル好きで、ときどき借金をする様子だ、服装が派手で金づかいが荒い、酒癖がどうも悪いようだとわかったときは冷静になって考えたり、話し合って将来の生活設計などをしっかり立ててみることも必要でしょう。
 お互いにともに生活していけると思ったら、まず両親に打ち明けます。その前に、おつきあいしている段階で相手に気軽に遊びに来てもらったり、それとなくプロフィールや趣味、長所などを家族に紹介し、好感を持ってもらえるようにアピールしておくのもよい方法です。
 相手の家を訪ねるときは、相手方の両親の好物を手土産に、改まった服装で訪問します。
 その場でも言葉づかいや態度には十分注意します。とかく恋愛の場合、本人同士がすでになれあいになっていることもあり、親の前でもべたべたしたり、ニックネームで呼び合ったりしがちです。
 しかし、まだ正式な婚約者ではないのですから、相手方の両親を呼ぶときも、「お父さま、お母さま」ではありません。その辺の区別は、はっきりさせる理性と冷静さがほしいものです。

~親は客観的に相手を見る~

 親は、わが子に結婚相手のことを打ち明けられたら、よく耳を傾けて聞き、書類に目を通し、相手の人となりを客観的に理解するようにします。子の幸せを願うあまり、視野が狭くなって自分の思いを押しつけないようにします。
 たとえ親が考えていたような相手でなくても、子の考えに納得できれば、快く結婚に賛同してあげたいものです。親のエゴやかたよった主観で一方的に反対するのはよくありません。
 ただし人生の先輩として、心配に思うことや、確かめたいことがあればその点を指摘し、相談に乗ることは必要です。また反対だとしても、やたら感情的にならず、冷静に何が反対なのか、その理由をわかるように説明して、子の人格を尊重する形で解決を促します。

~親の賛同が得られたら~

 双方とも親が承認してくれたら、正式に親同士が顔合わせをする機会をつくります。
 親の都合に合わせて、日時、場所を決めます。会食を楽しみながら、なごやかに話のできるような落ち着けるレストランなどを選び、予約します。その際の費用は、折半するようにします。
kousai

~紹介の仕方~

 男性が自己紹介し、両親を女性側に紹介します。次に、女性が両親を紹介します。食事をしながら、婚約や挙式の日時、場所、予算、形式、仲人などについての希望を本人たちを中心に話し合ってもよいでしょう。
 格式を重んじる場合や、地方によっては男性が両親とともに女性の家へ行き、女性側の両親に婚約の申し入れを行うことが必要なところもあります。その際、訪問する側は、お酒や土地の名産など、改まった形の土産物を持参し、また、迎え入れる側は食事を出してもてなします。
 しきたりのうるさい地方の場合なら、婚約や挙式に際して、これだけはお願いしたいという条件を伝え、配慮してもらうこともあります。

~親の反対には気長に説得を~

 もし、親から反対を受けたら、むやみに反発せず、どうして反対なのかを冷静に問いただします。けっして感情的にならず、もう一度親の意見をよく聞いてみたうえで、理解してもらえるように気長に説得します。
 また、若いふたりの場合、反対されるというような難関にぶつかって、さらに愛情が深まるケースとその反対にふたりの仲までぎくしゃくしてしまう場合とがあります。親とは年齢的なギャップもあってなかなか理解してもらえないようなときや、こじれそうになってしまうときもあるものです。
 そんなときは、先輩者や親の友人など、第三者に相談し、よく状況をわかってもらったうえで、自分たちの考えを理解してもらい、そのかたが納得してくれたら、両親への説得をお願いするのもよい方法かもしれません。