仲人とのつきあい方(自然なおつきあいがつづけば、理想的)

~おりおりのご挨拶は欠かさずに~

 仲人はふたりの結婚までに、縁談、見合い、婚約、結納、挙式、披露宴と、並み並みならぬ尽力をいただいたかたです。仲人は多少の好意でできるものではありませんから、その労苦に対しては心からの感謝の念を忘れないようにしたいものです。
 俗に、「仲人三年」という言葉があります。これは一般的に、結婚後3年くらいはお中元、お歳暮などのおりおりのご挨拶を欠かさないようにという意味合いですが、挙式当日だけ仲人をお願いしたような、あまり親しくない人とのおつきあいならばともかく、このように割り切ってしまうのは、あまりにも寂しいような気がします。
 ふたりの結婚の証人であり、門出を祝福してくれる人でもあるのですから、末永くおつきあい願えるようにしたいものです。
 具体的には、まず盆暮れの挨拶、つまりお中元とお歳暮は、心のこもった贈り物をします。近くに住んでいるのであれば、ふたりそろってお伺いし、近況報告も兼ねて手渡すのが理想的です。遠方であれば、デパートなどからの配送になりますが、その際も、単なる物品の贈答だけに終わらないよう、必ず封書かはがきに一筆したためて、別送するなどの心づかいが必要です。
 また、少なくとも年に1回くらいは、ふたりそろって先方を訪問したり、年賀状や暑中見舞いなど、おりにふれての便りも忘れないようにします。旅先からの絵はがきなども喜ばれるでしょうし、贈り物も形式ばかりにこだわらず、到来物のおすそ分けなどでもよいかと思われます。
 おりおりのご挨拶を通じて、家族ぐるみの親交を深めたり、また、人生の先輩後輩としての、自然なおつきあいがつづけば、理想的です。

~大きなでき事は仲人にも知らせる~

 ふたりの新生活の中で、節目になるようなでき事は、必ず仲人にも知らせます。
 たとえば、初めての子供ができたときや、転勤や引っ越し、昇進などです。おめでたいことや祝い事は、報告を受けるほうもうれしいものですから、あまり日がたたないうちに、お知らせします。
 子供が生まれたときは、名づけ親をお願いするというのもよいかもしれません。
 こういう報告ができるのも、ふたりが着実に幸福な家庭を築きつつあるというあかしですから、仲人にとっても何よりの喜びとなるでしょう。
 一方、報告を控えたほうがよい場合もありますので、注意しましょう。少し先のことになるかもしれませんが、子供の七五三や入園、入学などの場合です。
 こういったことは、知ればお祝いということになって、仲人にもよけいな負担をかけることになります。お祝いを催促するようなお知らせは慎むべきです。
 また、仲人は生涯を通じてのよき相談相手でもあるので、アドバイスを受けることも多いかと思われますが、たびたび夫婦げんかの仲裁をお願いするなどということのないようにしたいものです。相談するにしても、節度を持って、相手の好意に甘えすぎないよう心がけましょう。

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