正月の後始末・松の内

二十日(はつか)正月

 この日で正月行事のすべてがおしまいです。
 この日を近畿地方以西で「骨正月」というのは、お正月のごちそうの魚も骨になることと、年始客の接待に休みなしに働いた女性が、この辺で1日ゆっくり骨休めする日、の両方の意味がありました。
 同時に、不規則になっていた生活のリズムを元に戻すため、身も心も引き締め直す日にもあたっていたのでしょう。
 家じゅうの晴れ着の始末、漆器類の手入れなどをすませ、ますます厳しくなる寒さへの備えにも、目を向けたいものです。

正月飾りのあと始末

■正月飾りをはずす日は

 年神様を迎えるために飾られた、門松やしめ飾りは、正月の終わりとともにはずして焼き、年神様を送ります。
 はずす日は小正月といわれる1月15日前後、あるいは18日に行うところもありますが、東京を中心とした関東地方では、6日の夕方とりはずし、7日に焼きます。
 しかし、今は自宅の庭で焼くことのできる家庭は少ないでしょう。神社へ持っていって納めてもらうか、適当な大きさに切ってゴミ収集日に出します。
 ただし、ゴミとして出す場合は、年神様を迎えたものであることを忘れず、丁寧に包んで出す心づかいがほしいものです。
matsukazari

松の内と松納め

 元日にお迎えした年神様がいらっしゃる間を松の内といい、この間に新年のお祝いをするのですが、この松の内を何日間とするかは、地方によって違います。
 江戸時代、由井正雪事件が起こったとき、いつまでも正月気分でいては困ると、6日までに松をとり除くことと定められたことから、6日の夜に正月飾りをはずす地方や、その定めに従わず、15日間を松の内とする地方もありました。その他、4日や10日を松の内としているところもあります。
 松の内が過ぎると正月用品をしまいますが、二十日正月を祝う地方では、20日までが正月とみなされ、この日以後に、あと始末を始めるところもあるようです。